僕ってね、

幼稚園の頃はとにかく無我夢中で絵を描いていた。

運動が本当に苦手だったから外にも出ず、勉強らしい勉強もせず、コミニュケーションもあまりせず、ただ大好きなお絵描きをして、それが人に褒められるのが本当に嬉しかった。

小さな頃の僕は絵を描くことだけが外の世界とのトンネルで、人とのつながりを感じられる唯一の道だった。

 

小学生の頃もずっと絵を描いていた。

前述した通り、運動も勉強もコミュニケーションもろくにしなかった、正確にはしようとする努力をしなかった僕はずっと絵を描いていた。小学校という場所は運動神経と成績とコミュニケーション能力とルックスが自身の立場を決める世界で、その全てを持ってなかった僕はたまに寝たふりとかしながらずっと教室の隅で絵を描いていた。

 

中学生の頃に本というものに出会った。

多くはなかったが友達はいた。それはそれは変な友達で、その友達がそれはそれは変な本をオススメしてくれた。「タイムマシンのつくりかた」という本と、「ニーチェの言葉」という本だ。その二冊は本当に難しくて、勉強のできないバカだった僕だが、勉強のできないバカなりに必死に読んでみた。なんか面白い世界が広がってそうだったから。

実際その二冊はとても面白くて、教室の隅でずっと絵を描いていた僕の視野はちょっぴり拓けた。でも、勉強は大っ嫌いだったので、視界は窓の外に向いていたけど。

それからちょっとずつ読書もするようになって、色んなモノとか人と出会ってみたいと思うようになった。

 

高校生の頃は演劇というものに出会った。

高校一年生の終わりに先輩に朗読劇に誘われたことがきっかけだった。セリフは「チャーリーが帰ってきたー!」の一言だけである。だけど、そんな些細な経験はとても楽しかった。それから、先輩たちの脚本に出演させてもらい、高校三年生の頃には自分も脚本を書いた。自分が自分でなくなるような「演じる」ということと、自分のエゴを削って観客を楽しませる「書く」という行為にも強く惹かれていった。

 

僕ってね、欲張りなのよ。

 

出来る限り長生きして、いっぱい絵を書いて、いっぱい本を読んで、いっぱい演じて、いっぱい書いて、色んな人とまだまだ出会いたいのよ。

 

高校を卒業して一年経った今、僕は19歳のフリーターをしている。

これから大学に入っても三浪で、ひたすらやりたいことを優先してたバカだから学力は当然ない。正直将来に不安はあるし、今も現実はちょっぴり辛い。でもやりたいことをやりたいんだよなぁ。

 

今は誰も見てないだろうけど今持っている「誰かこの文章を読んでくれ!」って電波が本当に不確かでゆっくりでも届けばいいなって思ってます。良ければ感電してほしいくらいです。

 

だからいつかこの電波が届くであろうそこのあなた。まだ僕の前には居ませんが、いつか届いた時はどうぞよろしくお願いします。この文章はあなたに向けたビームです。

 

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あと喉から手が生え過ぎて千手観音が作れるぐらい食い扶持が欲しいので、お小遣い程度にお金が入ればいいなとか思ってます。

 

僕ってね、欲張りなのよ。